自律神経と呼吸について

呼吸は自律神経支配で、自律神経のほとんどは、無意識でありますが、呼吸は唯一【意識的】な動作によってコントロールできる可能性があります。

 

呼吸には、2種類あり

 

・胸式呼吸 … 交感神経支配

・腹式呼吸 … 副交感神経支配

 

 

・吸う … 交感神経支配 (脈拍が増え 速くなる)

・吐く … 副交感神経支配 (脈拍は、落ち着き 速度も落ち着く)

 

 

 

 

ヨガ、気功、太極拳など、呼吸を使うトレーニングは、自律神経を整えるのには、オススメです。また自律神経の乱れを整えるには、腹式呼吸を使い、吸う時間よりも、吐く時間を長くするようにこころがけるとよいと言われています。例えば、5秒で吸って、10秒吐くという感じでおこなってみてください。

  

呼吸をすることによって、自律神経をコントロールするのは、人のフィードバック機構を利用していて、呼吸を操作することで、その情報は、視床下部、脳幹、小脳などに伝達され、自律神経が呼吸に合わせるように自己調整されます。


呼吸の乱れを整えるセルフケア

<交感神経を優位に働かせてしまう呼吸> 

  • 肩で呼吸をしている
  • 呼吸が浅い
  • 呼吸が速い
  • 息を止めていること(食いしばりなど)が多い
  • 口呼吸

 

 

<副交感神経を優位に働かせる呼吸>

  • 吸気(吸うとき)の際、胸郭や腹腔は前後に膨らむ (肩が上がるような上下呼吸ではない)
  • 呼吸が深い(長い)
  • 呼吸がゆっくり
  • 身体の緊張がない呼吸
  • 呼吸のリズムを一定にすることでセロトニン放出されやすくなる